2012年12月28日金曜日

年末年始の休診のお知らせ

先ほど(22:00),診療所の医局の大掃除を終えました.
仕事納めの午後はスタッフみんなで大掃除するのが更別村診療所の習わしなのですが,なぜか毎年ヤマダ一人,居残りになります.
実は片付け魔のヤマダ,やり出すと徹底的にやりたくなってしまうのです.

特に医局.
医局は私達医師がカンファレンスを行ったり学生や研修医教育の中心となる場です.
常にきれいに整理整頓し,機能的な場所にしておきたい.
ついつい力が入ってしまいます.
今年は新しい電子カルテが入ったことにより,ぐちゃぐちゃになりまくった電子機器やケーブル類の整理がテーマ!
燃えました!燃え尽きました・・・
2時間くらいかかりましたが,満足です.

さて,更別村診療所は本日午後から正月に伴う休診に入っております.
村立の診療所のため村役場と同じくかなり長期の休診です.
間違って定期の診察にいらっしゃらないよう,ご注意下さい(笑).

休診
12/28(金)午後〜1/6(日)

急な病気やケガの時は診察致しますので,お電話を事前におかけ下さい.

TEL 0155−52−2301

2012年12月26日水曜日

「総合診療医」と呼ばれることになりました

あまりニュースになることはありませんが,これから数年の間に日本の専門医制度が大きく改革されることになっています.
厚生労働省の「専門医の在り方に関する検討会」で議論を続けているのです.
この改革では私達「家庭医」が内科・外科・産科・小児科などの主要な専門診療科の一分野として新たに位置づけられる方向で議論が進んでいます.
実は私達は家庭医療を専門としていても診療所の看板に「家庭医療科」と書く(標榜する)ことができずにいる状態なのです.
ご覧頂くと分かるのですが「内科・小児科」となっています.
ただ,よく考えるとこれもおかしいですよね.
ヤマダの専門医としての能力は「家庭医」であるのに「内科・小児科」と名乗ってもよい.極端な話ですが,制度で標榜してもよいと認められた診療科目ならば更別村診療所の看板に明日から突然「心臓血管外科」と書いても罰せられたりしないのです.

そんないい加減な形で診療科目を掲げることを許可している限り,日本の医療が国民の皆さんに真の意味で安心・信頼頂けるようにはならない!
ということで厚生労働省が本腰を入れて検討している,というわけです.

新しい専門医制度は今後医師にとっては現状よりもはるかに厳密になり,国民の皆さんにとっては今よりも分かりやすい制度となるように議論されています.

そこで本日(12月26日),その新しい専門医の名称が「家庭医」・・・ではなくて,「総合診療医」にほぼ決まりました(関連記事).
いろいろな理由があってこうなったのでしょうが,ヤマダ個人は「家庭医」がよかったなあ・・・
とはいえ,名称うんぬんよりも家庭医が日本の医療制度の中にしっかりと位置づけされていくことが大切.
記念すべき日になりました.


2012年12月25日火曜日

今週の外来担当医師 2012年12月25日〜12月28日

12/25(火)
午前  山田  中村  棟方
午後  岩上
12/26 (水)
午前  中村  棟方  岩上
午後  中村
12/27(木)
午前  山田  棟方  岩上
午後  棟方
12/28(金)
午前  山田  中村
午後  休診

2012年12月22日土曜日

病棟のクリスマス会!(とその考察)

入院患者さんへご家族からのメッセージカード.
 12月12日(水),毎年恒例の病棟のクリスマス会が開催されました.
 実はヤマダ,院長業務に追われこの数年全く参加できていず,当院行事委員長のリハビリ・ホリの報告を元に記事を書いております・・・
 入院患者さんの病状や業務の多忙さから年々開催していくこと自体が厳しくなっているこの会ですが,診療所スタッフの創意と工夫で,今年も大変盛り上がったようです.
今年は3体も着ぐるみが登場・・・
 

   恒例の職員によるハンドベル,ボランティアスズラン会の皆様による歌,お手玉(をやったそうです),どんぐり保育園のアベ先生によるケンダマ披露(ヤマダも保育園の父兄OBとして見せて頂いたことがありますが,これはすごい!)などなど!
 
  ヤマダがこの診療所にやってきた12年前,診療所の病棟は「介護療養病床」という形態をとっており,患者さんのほとんどが長期入院のご高齢の方達ばかりでした.
どんぐり保育園からアベ先生が応援に!
得意技のケンダマをご披露頂きました!

  少しでも季節を感じられるイベントを・・・ということで職員によるささやかな歌や踊りの会をクリスマス時期に開いたのが始まりです.
 その後,診療所に「行事委員会」が立ち上がり,クリスマス会に加え「節分+ひな祭り会」「七夕祭り」「収穫祭」も行うようになっております.行事だけではなく,病棟内の飾り付けなんかも.
 何でもかんでも院長であるヤマダが企画の中心にいた時代からすると隔世の感があります.
 診療所の職員のみんなが協力し合い,知恵を出して工夫している今の状態は,(十分関われないのは少し寂しいですが)望ましい姿なのだろうと思っています.



2012年12月17日月曜日

今週の外来担当医師 2012年12月17日〜12月21日

12/17(月)
午前  山田  棟方  岩上
午後  中村

12/18(火)
午前  山田  中村  棟方
午後  棟方

12/19(水)
午前  中村  棟方  岩上
午後  岩上

12/20(木)
午前   山田  中村  岩上
午後   棟方

12/21(金)
午前  山田  中村   岩上
午後  山田

2012年12月13日木曜日

連携の扉



















更別村診療所をご利用頂いたことのある方はご存じ,診療所と隣の建物との間にある扉です.
隣の建物の名前は「福祉の里総合センター」といい,役場の保健福祉課が入っています.
さらにこの建物の奥には「老人保健福祉センター」があり,社会福祉協議会が入っていてこれまた廊下でつながっています.
つまり,村の保健・医療・福祉の機能が一つ屋根の下に収まっているのですね.
約10年前,当時の村長が打ち立てた「福祉の里構想」の元,診療所周辺はこのような複合施設に加えて高齢者向け住宅や介護福祉施設「コムニの里」などが配置され,現在の「いつまでも住み続けたい村」の象徴的なゾーンになっています.

夕方,保健師さんにお渡しする書類を届けに行った帰りに写真を撮ったのですが,「物理的にアクセスしやすい,近い」ということは多職種連携を促進する上で非常にありがたい環境である,と思います.
電話も内線でつながっているのでお互いに気軽に連絡を取り合えます.

保健師さん 「先生,○○さんの件でちょっと相談があるので,お時間ありますか?」
ヤマダ「今すぐなら大丈夫ですよ」
保健師さん「じゃあ,今医局に行きまあす.」

数分後には打ち合わせができてしまう.
これが別の建物でちょっと離れていたらどうでしょう?
寒いので上着を着て,クルマに乗って.

多職種連携の重要さが増すことを見据えた村のこの構想の秀逸さを,今更ながら身にしみて実感しています.

2012年12月10日月曜日

今週の外来担当医師 2012年12月10日〜12月14日

12/10(月)
午前  山田  棟方  岩上
午後  中村
12/11(火)
午前  山田  中村
午後  中村
12/12(水)
午前  中村 棟方 岩上
午後  岩上
12/13(木)
午前  山田  岩上
午後  岩上
12/14(金)
午前  山田  棟方
午後  山田


※ 12/10(木)~12/12(水)
群馬大医学部5年の町田智世さん,華山智さんが当院で実習します.
ご協力よろしくお願いいたします.

2012年12月4日火曜日

乳幼児健診は家庭医のやりがいの1つなのです.

更別では2003年に帯広市内の病院の小児科にお願いしてきた乳幼児健診を私たち更別村診療所が引き継ぎました.
その後,2007年から同じ南十勝の大樹町,2010年から中札内村も担当させて頂くことになり,さらにさらに・・・地域の小児科医が休業された広尾町も2013年度から担当させて頂くことに!
気がつくと国道236号線沿いに4町村の乳幼児健診を請け負うことになってしまいました.
これで,2013年度は毎週火曜日の午後は乳幼児健診の日となることが確定!
少々負担感はありますが,小児科医不足で大変な昨今,私達家庭医がこのような形で貢献できるのであれば私達にとっても幸せ,と考えています.

家庭医は地域住民の皆さんの生活を支える身近な医療を専門とするため,地域・コミュニティやそこに暮らす皆さんをより深く理解したい,という性質を持っています.

いなかの乳幼児健診はまさしくそういう場で,やりがいのある大事な仕事と受け止めています.
お子さん達はほぼ100%に近い出席率なので,この地域の親子ほぼ全員と顔を合わせることになり,地域の親子の成長を医師の立場で見つめていくことができます.診療所の診察室ではゆっくり話せないワクチンなど病気の予防のはなししたり,受診するまでもないけれどちょっと聴いてみたいお母さんの心配事を聴いたり.
診察がすべて終わった後は保健師さんとのミーティング.
お互いに情報を共有し,ディスカッションするのですが,これがとても貴重.
普段の診療だけでは全然見えてこない更別の親子の生活,とその課題,いろいろなものが見えてきます.さらに顔を合わせて話し合うことで保健師さんとの連携,協働も深まっていきます.
こういうことにやりがいと喜びを見いだしてしまうのが,私たち家庭医の性質でしょうか.
10年前,時々診療所に受診してくれていた小・中学生の女の子が時を経て母親となって乳児健診に現れる・・・なんて,味わい深いことも時々起こるようになりました.

乳幼児健診では病気で診療所を受診するお子さんとは全く違った視点で診察するため,医師が乳幼児健診を実践できるようになるには別の勉強と指導が必要で,更別村診療所では家庭医を志す医師全員に指導を行っています.
そんなわけで更別村診療所から各町村の乳幼児健診に伺うときはいつも複数名でお邪魔しています.
若手の家庭医が一生懸命乳幼児健診をしているその傍らで偉そうに座っているおじさんがいたら,それはヤマダです(笑).
こうして更別を巣立っていった若手の家庭医が全国各地で地域へ貢献しております.どうかご理解と応援を!






2012年12月3日月曜日

今週の外来担当医師 2012年12月3日〜12月7日

12/3(月)
午前  山田  棟方  岩上
午後  中村
12/4(火)
午前  山田  中村  岩上
午後  棟方
12/5(水)
午前  中村  棟方
午後  岩上
12/6(木)
午前  棟方  岩上
午後  岩上
12/7(金)
午前  中村  棟方
午後  中村

※  12/6,12/7  山田は出張のため不在です.

2012年12月1日土曜日

新しい芽 忘年会

2011年10月にご紹介した自主サークル「新しい芽」の忘年会が開催されました。

今回は仕事の都合のついた、幼稚園、保育園、小学校、高校、社会福祉協議会、そして診療所から参加。
皆さんから近況報告をしつつ、楽しくわいわいとやりました。

この日、ヤマダからは保健師のミウラさんと社会福祉協議会ノノムラさんとでプロジェクトチームを作って取り組んでいる、ある子育て関連の計画について発表させて頂きました!
このブログ上ではまだオープンにはできない段階ですが(読者の皆さん)、メンバーの皆さんからはたくさんの賛同を頂くことができ、実現へ向けて大きな弾みになりました。

診療所の時間外当番のためおいしいビールを頂くことが出来なかったのは残念でしたが、ヤマダにとっては価値ある一夜になりました・・・


仕事納め。2023年も1年間お世話になりました!~診療所かわら版12月号

本日の午前診療をもって、年内の通常診療は終了となりました。 午後は恒例の大掃除。わたくし、小さい頃から掃除や片づけが大の苦手なもので、神経を使いすぎるのか掃除をした次の日に熱を出して寝込む習性があります。 …なんて頓狂な方はめったにいらっしゃらないと思いますので、この年末年始にお...