2013年2月26日火曜日

被災地にて 〜どんぐり通信「医業も父親業も日々鍛錬」より〜


村のどんぐり保育園の発行する「どんぐり通信」2月号への連載記事のご紹介です。 

l   あの地震は私達の町だけでなく,私自身も変えてくれました. 水も電気も食料もない世界で学んだことがたくさんありました.人間はとても弱いです.一人でなんか絶対生きていけません.支えて,支えられて生きています.

l   家族4人そろった時涙が出ました.今までは当たり前と思っていたことがこんなに幸せなんだと本当に実感した瞬間でした.(中略)一緒にいられる時は本当に幸せです.生きることができたからできることです.

l   戻って来い 秋刀魚の背中に のってこい

l   見上げれば ガレキの上に こいのぼり

l   暗い夜 たくさんあるさ 希望の星

l   笑えてる お帰りなさい もとの自分

l   あのときを 目に焼き付けるが にじんでる

l   ウバワレタ・・・ そう思うのは もうやめよう

l   がんばっぺ女川 おだつなよつなみ おだつなよじしん
「まげねっちゃ」 青志社,2012 より

東日本大震災で壊滅的な被害を受けた,女川町の子供たちの作文や句です.
あの地震,津波は子供たちの心に何をもたらしたのか.
子供たちの発する言葉は,ニュースや新聞よりも真実を語っているような気がします.
この震災を通じて大事なことを学び,たくましく前に進もうとする被災地の子供たち.
頼もしいな,と思う反面,この大事なことを学ぶために神様はこれほどの試練を子供たちに与えないといけなかったのだろうか?というやりきれない気持ちにもなります.
もうすぐ2年.
被災地・石巻市で診療支援に携わりながらこの原稿を書いています.

2013年2月4日

2013年2月25日月曜日

今週の外来担当医師 2013年2月25日~3月1日

2/25(月)
午前  山田 棟方 岩上
午後  中村
2/26(火)
午前  山田 中村 岩上
午後  岩上
2/27(水)
午前 中村 棟方 岩上
午後  棟方
2/28(木)
午前  山田 中村 岩上
午後  棟方
3/1(金)
午前  山田 中村 棟方
午後  山田

※ 筑波大学5年生の須磨桜子さんが当院を見学・実習されます.
    ご協力よろしくお願いいたします.

2013年2月23日土曜日

在宅でなくなったAさんを偲んでご家族と

ご自宅でお看取りをさせて頂いたAさんの在宅でのケアを,ご家族,支え続けて下さった訪問看護ステーションかしわのもりのマツヤマさん,ケアマネージャーのササキさん,私達医師で行いました.

悪性腫瘍を抱えていたAさん.
幸いにも穏やかな経過でご家族の見守る中,静かにお亡くなりになることができたのでした.

ご自宅でのお看取りはご本人やご家族の強い希望があって実現することが多いのですが,Mさんの場合そのどちらでもありませんでした.Mさん自信もご家族も入院で最期をお迎えになることをイメージしていたようです.
私達からも在宅でのお看取りを積極的にお勧めしたわけではなく,ご本人の苦痛の緩和に努め,ご家族の不安に耳を傾け支え続けているうちに自然とご自宅でのお看取りに結びついていった,そんな感じでした.

ふり返りの最後は参加したメンバー1人1人が感想を述べ合って終了.
ご家族からは「最後まで自宅でみることができて良かった」と感想をいただくことができました.ほっとするのと同時に癒される思いがするものですね.

ヤマダは・・・

最近,よく知るなじみの患者さんとのお別れが増えてきました.
ヤマダにとってAさんもそんな方達の1人.
Aさんのお父様も訪問診療でお伺いしていましたし,数年前に先立たれたAさんの奥様をお看取りしたのも私達.もう大きくなったお孫さん達は小さな頃はよく診療所を利用して下さっていました.
更別に赴任して5~6年ころとはまた違った気持ちで患者さんとのお別れを受け止めている自分自身に気づきました・・・

そんな感想を述べさせて頂きました.

ふり返りの場を設ける提案をして下さったマツヤマさん,ありがとうございました!

2013年2月17日日曜日

今週の外来担当医師 2013年2月18日〜2月22日

2/18(月)
午前  山田  棟方  岩上
午後  中村
2/19(火)
午前  山田  中村  棟方
午後  山田
2/20(水)
午前  中村  棟方  岩上
午後  岩上
2/21(木)
午前  山田 中村  岩上
午後  棟方
2/22(金)
午前  山田  棟方  岩上
午後  中村


※ 2/18(月)〜2/22 (金)看護師で早稲田大学4年の山森有夏さんが見学・実習を行います.ご協力よろしくお願い致します.
※ 2/22(金)午後  山田は出張のため不在となります.ご迷惑をおかけ致します.

2013年2月12日火曜日

今週の外来担当医師 2013年2月12日〜2月15日

2/12(火)
午前   山田  棟方
午後   棟方
2/13(水)
午前   棟方  岩上
午後   岩上
2/14(木)
午前   山田  岩上
午後   岩上
2/15(金)
午前   山田  棟方
午後   山田

※   中村は休暇のため不在となります.

2013年2月10日日曜日

祐ホームクリニック石巻の診療支援を終え,帰ります.

院長の武藤真祐先生と.
東京のクリニックとの二足わらじで大忙し!
この大きなチャレンジをやってのけるパワー,
尊敬します・・・
  宮城県石巻市の祐ホームクリニック石巻へ.
  震災の年の11月以来,1年数ヶ月ぶりの診療支援であります.
  石巻市は急性期医療を担う大病院が被災して機能を停止.もう1カ所の大病院に患者さんが集中,重大な疾患を抱えた方も治療が終われば次々と退院し自宅に帰って頂かなければ地域医療が崩壊してしまう状態になっています.(十勝でいえば帯広厚生病院がなくなってしまった感じです.)
  そんな中,通院困難なご高齢の方がたくさん発生しており,訪問診療,在宅医療のニーズが急激に高まった.ところが石巻には在宅医療をやれる医師がいなかった.そんな石巻に「在宅医療を!」ということで立ち上がったのが,東京でも在宅医療専門クリニックを運営されている武藤真祐先生です.
看護師のキムラさんと仮設住宅へ.
「こんにちは〜.」

  東京との掛け持ちですから,院長不在の日ができてしまう.そこを全国の家庭医が埋めましょう!ということで私達北海道家庭医療学センターの医師も交代で支援させて頂いているのです.
  被災し仮設住宅でお住まいの方,親類の家に引き取られた方,末期のがんの方,何の情報もないまま突如訪問診療の依頼をしてきた方,けっこうな重病だけど「もう病院にはいかん!」と気を吐くおじいちゃん・・・毎日10数人の方を訪問し,診察をさせて頂きました.
   重要な方針を相談しなくてはならない患者さんもいらして,「出張医の私がこんな大事な話,させて頂いてもいいのかな〜」と思いつつ,「やはり,今,ここでやるしかない!」と覚悟して,時間をとってご本人とご家族と話し込まなくてはならない時もありましたなあ.
   患者さんが調子を崩していても,訪問診療では病院のような検査器機は使えません.血液検査の結果も翌日まで待たなくてはならない.そして,石巻の現状ではそう簡単に大きな病院にかかって頂いたり入院して頂いたりすることも難しい.丁寧な病歴聴取と身体所見で診断を推測し,不確実な中でもベストの意志決定をして行かなくてはならない.
市内のグループホームにも訪問.
「お変わりありませんか?」
   家庭医としての総合力が試される場であり,医師としてもチャレンジの毎日でした.
   結構なハードワークではありますが,訪問診療の予定とルートを管理するスタッフ,処方と診療報酬請求を管理するスタッフ,そして患者さんの状態をよく知り市内の他職種との連携を知り尽くした看護師さん,市内の道をよく知るドライバー兼アシスタントのスタッフにより,心配は無用!  出張医である私でもスムーズに診療に専念できました.さすが在宅医療専門クリニック!
   震災から2年が経過してもやっと明るい光が先に見えてきた,という程度の石巻市.
   医療の現場に身を置く,つまり弱者の側に寄り添ってみると,それが際立って感じられます.私達家庭医の被災地支援は細くても長く・・・まだまだ続きます.
   暖かいスタッフの皆様に見送られ,さあ,愛する更別と家族の元に帰ります!

2013年2月4日月曜日

今週の外来担当医師 2012年2月4日〜2月8日

2/4(月)
午前  中村 棟方
午後  中村
2/5 (火)
午前  中村 岩上
午後  岩上
2/6(水)
午前  中村 棟方
午後  岩上
2/7(木)
午前  棟方 岩上
午後  棟方
2/8(金)
午前  中村 棟方
午後  岩上

※  山田は宮城県石巻市・祐ホームクリニック石巻の診療支援のため不在となります.
    ご迷惑をおかけ致しますが,ご理解とご協力,よろしくお願い致します.

2013年2月2日土曜日

地域医療研修のご報告


研修の終盤では北更別区女性部で開いた出前宅配便の
講師も担当!講演後は住民の皆さんとすっかりなじんで
女子会状態だっとか(笑)

  更別村診療所には1年間にたくさんの医学生や研修医が実習・研修に訪れます.
  そういえばこのブログで研修の模様をお届けする機会は少なかったなあ・・・と反省し,1月の1か月間,京都府の洛和会・音羽病院の2年目研修医・オカモト医師が地域医療研修のため更別に滞在しましたのでご報告します.

  現在,全ての医師は医師国家試験を合格した後2年間,臨床研修指定病院で研修することが義務づけられています.2年目には1か月間,郡部の診療所などで地域医療を学ぶことも義務づけられており,オカモト医師はその1か月間の研修のために更別村診療所に来たのでした.
 雪の降る土地に長期間滞在することは初めてのオカモト医師でしたが、意外にもあっというまに十勝の気候に順応、更別の美しい冬の景色や更別の美味いものをたくさん楽しまれた様子。
 本分の研修は・・・
 大都市の三次救急を担う大病院とは全く異なる、プライマリ・ケアの第一線の医療を経験、学びを深めていただきました。
 生活習慣病の管理、複数の健康問題を抱えるご高齢の方たちの生活に配慮した診療、たくさんの子供たち。一期一会になってしまいがちな大病院での診療とはことなる患者さんたちとの関係の深さなど。
 プライマリ・ケアの現場ではいろいろな方と連携して仕事をすることが欠かせません。その様もしっかり経験しました。

 1月29日にヤマダと同行して参加した農業高校3年生に向けた講義では男子生徒さんたちに「ヤマダ先生の奥さん?」「何歳?」などと絡まれ楽しんでおりましたね。

研修期間中に撮りためた写真でコラージュを作って
医局に飾ってくれました!
素敵ですね~

 色々ありましたが、研修の終盤は、常勤の医師4名のうち2名がインフルエンザ関連でお休みになってしまったため、もはや戦力として大活躍!
 すっかり助けられました。


 この1か月で地域医療に触れるだけではなく、医師としてぐっと成長したオカモト医師。将来はプライマリ・ケアに従事することが希望だそう。更別も気に入られたみたいですし、また北海道に来てほしいですね!
 今更別に勤務するムネカタ医師もイワガミ医師もこうやって学生や研修医時代に更別に来てくれたのです。そう考えるとこの診療所で学生や研修医に質の高い教育を提供し続けていくことって大事ですね。そして、これは住民の皆様の協力あってのこと。
 
 更別の住民の皆様は「医師」を育てているのです。
 
 

   
 

風邪薬の眠気は,ただの眠気ではない? 〜船木先生の薬の話 かわら版2017年10月号より〜

「風邪をひいたかな?」と感じた時、症状が悪化しないように早めに風邪薬を服用される方も多いのではないでしょうか。今月は、風邪薬を飲んだ時の副作用について、フナキ調剤薬局 船木達 薬剤師にお話を伺いました。      風邪のつらい症状...