2014年1月24日金曜日

さら*カフェを開催しました!


2014年1月19日(日),ヤマダが代表を務めるさーくる「さらべつほーぷ」の記念すべき第1回目のイベント,
飲み物,お菓子,ジャズが流れる少々リラックスした
雰囲気で.テーブルには大きな模造紙とペン.
さら*カフェ
を開催しました!
更別の老人保健福祉センター(温泉)の集会室をカフェ風に改造.
ワールドカフェ
という形式で実施.
初めての試みのため何名が参加して下さるか不安でしたが,何と満席!

4人1組でテーブルに腰掛けて頂き,「同じ所さがしゲーム」で打ち解けた後,「子どもたちにこれだけは伝えたい.それは何?」をテーマにディスカッション(といっても雑談)しました.
2回の席替えを経て,いらした皆さんに交流を楽しんで頂きました.
十勝のおいしいお菓子をいただきながら楽しく交流.
さいごに代表のヤマダより「ほーぷが伝えたいこと」と題して手短なプレゼンテーション(リンクをクリックするとスライドの一部をご覧いただくことができます).

あっという間の3時間でした.

参加いただいた皆様からの感想をいくつか紹介しますね.

・ 色々な立場の人がたくさん参加する会になると良いと思う。結果を出すとか、意見をまとめる等がなく、オープンエンドな会でとても良かった
・ こういうのを待っていた。今後の活動を楽しみにしている。
カフェのメニューも豊富!
・ 楽しかった。ただのお話し会だと思っていたので、ワークの手法に少々驚いたが、新鮮だった。勉強になった。
・ 子どもの未来という共通のテーマで話しながら、それぞれの人の経験や考え方の違いが共鳴し合っていく・・・そんなワールドカフェの効果を実感した。
・ 話し合いに慣れていなかったので、良い経験になった。皆さんが子どもについて考えていることを知れ、共感できた。
・ 素敵な雰囲気の中で、美味しいお茶とお菓子とともに、色々な人と話ができて楽しい時間を過ごすことができた。普段ではあまりしないような深い話を、今日知り合った  ばかりの人と出来たことが嬉しかった。同じ思いを知れて、励みになった。

「さらべつほーぷ」の活動はこれにとどまらず,次の企画を検討中!
このブログやFacebookページでも随時お知らせして参りますので更別や近交の町村の皆様,ぜひご注目下さい!
模造紙に自由に落書き!

最後に,
カフェの飲み物を提供いただいた
「めぶきの会」の皆様
託児を提供いただいた
「ボランティアすずらん会」の皆様

ご協力,本当にありがとうございました!

2014年1月21日火曜日

医薬分業(院外処方)についてのよくある質問集

Q1. 処方はどのような手順で行なわれますか。

A1. 医師の診察を終えた後、診療所の会計と同時に処方せんをお渡しします。処方せんを調剤薬局に持参し、お薬を受け取り支払いします。



Q2. 調剤にはどのくらいの時間がかかりますか。


A2. 薬局に処方せんを提出してから15分以内と聞いておりますが、お薬の数や種類、一包化するなどの作業により時間がかかることもあると考えられます。



Q3. お薬だけほしい場合は、診療所に行かなくても薬局でもらえますか。

A3. いいえ、それは出来ません。薬剤師は、医師の診断の結果、症状に応じて出された処方せんに基づき調剤しますので、その都度、受診しなければなりません。


Q4. 「くすり屋さん」なら、どこでもかまいませんか。


A4. お薬を扱う店には、「薬局」と「薬店」がありますが、「薬局」であれば、どこでも処方せんにより調剤できます。「保険薬局」、「保険調剤」、「処方せん受付」などの表示があるところは、薬剤師がいる薬局ですので調剤できます。(他町の薬局に処方せんのお薬の在庫がない場合があるため薬局に問い合わせ下さい。)

Q5. 処方せんは、代理の者が持って行っても投薬できますか。

A5. 処方せんがあれば、ご本人でなくてもかまいません。患者様はお宅でお休みになり、ご家族の方などが処方せんをお持ちになっても投薬されます。

Q6. 家で寝たきりの祖父がいます。薬剤師が自宅に来てお薬の説明や介護用品の使い方などのアドバイスをすると聞いたのですが。

A6. はい。処方せんによる医師からの指示・要請で、薬局の薬剤師が患者様のお宅へ伺い、必要なアドバイスやお薬に関するご相談に応じます。ご自宅近くの薬局をあなたの「かかりつけ薬局」に決めておけば、便利で安心ですね.

Q7. 今まで通り診療所での投薬を希望したら調剤していただけますか。


A7. いいえ、それはできません。平日の診療時間内の外来診療については、すべての処方が院外薬局をご利用いただくことになります。ただし、急患の方の時間外診療及び休日(土曜日の午前を除く)のお薬については、診療所で調剤します。


Q8. 診療所で出るお薬よりも料金が高いのはなぜですか。

A8. 処方せんにより薬局でお薬を受取る場合、診療所から直接お薬をもらうよりも患者様の負担は、若干高くなります。これは、薬局では患者様のお薬の使用歴(薬歴)を記録し、丁寧な服薬指導を行うことによるものです。



その他、わからないことがありましたらスタッフに気軽にお問い合わせ下さい。 

所長 山 田 康 介

医薬分業(院外処方)への移行のお知らせ

院外処方への移行についてお知らせです.


当診療所では平成26年4月1日より「医薬分業」を実施することにいたしました。
当診療所で投薬する代わりに「処方せん」を発行しますので、4日以内に調剤薬局へ処方せんを持参して、お薬をお受け取りください.



医薬分業とは

医師の診察を受けた後に、診療所でお薬の代わりに「処方せん」が渡されます。
処方せんにはお薬の名前や種類、量、使い方が書かれています。
この処方せんを街の調剤薬局(保険薬局)に持っていくと、薬剤師が薬の量や飲み合わせ等を確認の上、調剤します。
これが「医薬分業」です。患者様には、処方せんと引換えに薬剤師からお薬が渡されます。
医師と薬剤師が協力してお薬をより安全に使っていただくための制度です。

ご不便をおかけいたしますが、皆様にとって大変メリットのあることをご理解いただき,ご協力をお願いいたします。 


所長 山 田 康 介

2014年1月20日月曜日

僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない 〜お正月の読書〜

ヤマダ,年始のご挨拶ではだらしのない正月を過ごした,と報告致しましたが,本当はまじめに読書もしておりました.
今日はそのうちの1冊をご紹介します.
タイトルは「僕らが元気で長く生きるのに本当はそんなにお金はかからない」.
更別への医師の派遣元,北海道家庭医療学センターで著者の武内和久さんをお呼びして学習会を開くので,事前の予習!と思い,手に取ったのでした.
日本の医療システム,医療費の問題を分かりやすく解説.
これだけの進歩を遂げた医学・医療が日本においてはいかにその潜在力を生かし切れていないか,この状況をどのように改善すべきか,医療に関わるすべてのひと(利用者である一般の皆さんも含まれます)が何を考えどう行動すべきかを端的に述べています.

その中でプライマリ・ケア機能を担う私たち家庭医の果たす役割の重要性についても指摘されております!

医学の専門書ではありませんのでこのブログをご覧の方にもぜひお読み頂きたいな〜と思い紹介させて頂きます!



2014年1月15日水曜日

キラキラ働く母さんに憧れて 〜どんぐり通信2013年12月号より

保育園のかわら版「どんぐり通信」への連載,12月号はムネカタ医師が担当してくれました!

 ぴよぴよ(保育園のグループ名)母さんから3年,きらきらぼし母さんになったムネカタです.
 あっという間に息子は,ただただ健康を願い毎日の成長が楽しみだった乳児さんから,お友達との関係や学童期へむけての準備の心配をする幼児さんになりました.自分のことは自分で,母のお手伝いまでできるようになった息子に助けられながら,毎日をあわただしく送っています.成長めざましい息子とは対照的に,母は相変わらず家事はテキトーで,自分の都合で息子を急かしたり怒ったりとまだまだ未熟で反省することばかり.キラキラ働く母さんに憧れ日々精進中です.

 診療所での仕事は,時には子どもたちにとって痛いことや嫌なことをしなければならないので内心嫌われちゃうかなとドキドキしたり(マスクをしていても子どもはすぐ気づく!),いつも活発なお友達がぐったりつらそうにしているのを見ると大丈夫かなと親御さんと一緒に心配したりしていますが,診療所の外で再会して「なおったよ−!」とかわいい笑顔をみせてくれると本当に安心して嬉しくなります.いつも元気に遊んでいる子どもたちの姿をみると,病気の治療は「お熱を下げるため」ではなく,「元気になってお友達と楽しく遊べるようになるため」にするんだなと医療の本当の目的を実感でき,またがんばろう!という私の活力になります.

 また,保育園や地域のお祭り,スポーツ大会(その後の飲み会♪)に参加させてもらうことも更別生活の楽しみのひとつです.すっかり村人として親子でとけこんでいるので,普段診療所で会うおじいさん,おばあさんには気づかれないことが多いのですが(笑),お友達と一緒に季節を感じたり,成長を確かめあったり悩みを相談しあったりできる貴重な機会になっています.そんな昔ながらの地域のつながりを感じられる更別で,親子共々成長していきたいと思っています.今後ともよろしくお願いします.

更別村診療所 ムネカタ

2014年1月3日金曜日

年始のご挨拶

明けましておめでとうございます.
この年越し,皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?
ヤマダは札幌の妻の実家でだらだらと過ごしておりました.

12/31
紅白で「あまちゃん」の最終回(?)をみて感動.
1/1
「◎◎人格付け」をみて無意味な時間を過ごす(その後,NHKの徹底討論をみて真剣に日本の将来を考えたのでよし,とします).
1/2
料理の値段を妻の父と一緒に当てて過ごす.

・・・
これだけですと診療所のブログになりませんので,北海道新聞の「地域医療 明日を見つめて」という特集をご紹介します.

第2回(1/1)では,更別への医師派遣元である北海道家庭医療学センターの仲間,上川医療センターが紹介されました.写真は2008年から2009年にかけて更別で研修をしたフクイ医師!
北海道の郡部の医療問題を解決するための処方箋の一つは家庭医(2017年から総合診療医と呼ばれるようになります)である,という内容であります.
郡部の中・小規模な医療機関は総合病院のように内科,外科,小児科といった診療科目を全てそろえることは非常に難しい時代になりました.
今後は更別や上川のように,あらゆる健康問題の相談にのることができ,大規模病院で勤務する各科専門医のみならず地域の保健師,福祉・介護職と協力して住民の皆さんが安心して生活することができる医療体制をつくることを専門とする家庭医(総合診療医)を複数名そろえることが望ましい.

この数年,私たち家庭医を取り巻く環境は大きく変化しました.
国が家庭医(総合診療医)の要請に力を入れる方向に舵を切ったのです.
十分な数の質が保証された家庭医(総合診療医)が輩出されるようになったとき,日本の医療供給体制が大きく変わる可能性も出てきました.
住民の皆さんにも関心を持ってニュースを追い続けていただきたい,と思います.

更別村診療所は今年も家庭医療(総合診療)をバックボーンにして前進して参ります.
4月1日には院外薬局へ移行予定!と大きなニュースもあります.

今年もよろしくお願い申し上げます!



仕事納め。2023年も1年間お世話になりました!~診療所かわら版12月号

本日の午前診療をもって、年内の通常診療は終了となりました。 午後は恒例の大掃除。わたくし、小さい頃から掃除や片づけが大の苦手なもので、神経を使いすぎるのか掃除をした次の日に熱を出して寝込む習性があります。 …なんて頓狂な方はめったにいらっしゃらないと思いますので、この年末年始にお...