2015年4月19日日曜日

「いつでも総合診療医」 読売新聞全国版 2015年4月19日より

更別村診療所が取材をうけ読売新聞の全国版に紹介されました!
更別村は全国紙の購読数が少ないようなので(笑),ここに記事全文を掲載します.
取材にご協力頂いた利用者の皆様,ありがとうございました!

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 具合が悪い時、どの医療機関を受診すべきか悩むことはないだろうか。どのような症状でも診察してくれる医師が身近にいれば安心だ。2017年度から、総合的な診療能力をもつ医師の育成が本格的に始まる。私たちの医療はどのように変わるのだろうか。(利根川昌紀)
 北海道十勝地方の更別村。 今月初旬、村の医療を支える 更別村国民健康保険診療所には朝から大勢の患者が訪れた。
 高血圧や脂質異常症、変形性膝関節症などを患う80歳代の女性は、「胃がむかむかするし膝も痛い」と訴えた。診察した所長の山田康介さん(41)は胃カメラ検査の予約を入れ、膝には痛み止めの注射をした。また、腰の骨を折った70歳代の女性には骨粗しょう症を疑い、精密な検査ができる病院に紹介状を書いた。
 家族4代にわたり受診する農業男性(47)は「娘たちの幼稚園や小学校で健診もしてくれ、ふだんの様子を知っている先生に診てもらえて安心です」と話す。
 山田さんは「家庭医」と呼ばれる医師の一人だ。生活習慣病や認知症、うつなど、よくある病気を診療し、必要に応じてそれぞれの専門医につなぐ。子どもから高齢者まで幅広く対象にし、健診や健康教育など、地域の予防医療にも取り組む。
 国内では高齢化が進む。年をとると複数の病気を抱えることが多くなる。一方、医師不足の地域もある。更別村は2001年に山田さんらが赴任する前、子どもを診察できる医師がいなかった。
 こうした事情を背景に、様々な診療に対応する医師が求められるようになった。これまで、幅広く診療できる医師は「家庭医」等と呼ばれてきたが、厚生労働省の有識者検討会は13年、こうした医師を「総合診療医」という名称で統一し、専門医として育成していくことを決めた。
 17年度から専門医の認定を行う「日本専門医機構」の研修プログラムの指針では、総合診療の能力に長(た)けたベテランが若手医師を指導する。地域の診療所などのほか、内科、小児科、救急科も回る。研修期間は3年間だ。
 浜松医大特任教授(地域家庭医療学)の井上真智子さんは、「総合診療医が複数の病気を抱える患者を診れば、受診する医療機関や薬の数が減らすことができる」と説明する。
 国内では、患者が各診療科に「かかりつけ医」を持つ人が多い。現座は「腰痛なら整形外科」という具合に、自分で診療科を選んで受診するのが一般的だ。だが、腰痛の原因が骨や筋肉にあるとは限らない。背後に思わぬ病気が潜んでいれば、整形外科だけでは診断がつかず、様々な診療科を回ることもある。 複数の医療機関を受診すれば、同じ薬が重複して処方されたり、飲み合わせで副作用が生じてしまったりすることもある。

 井上さんは「総合診療医は、人間関係など、患者の日常生活に問題がないかどうかも診断の材料にします。地域住民の信頼を得られる総合診療医をどのように育てていくかが今後の課題」と話す。
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「医療費や医師の負担減る」
世界家庭医機構 アマンダ・ハウ次期会長

世界の家庭医関連学会が加盟する「世界家庭医機構」の次期会長で,英国の家庭医であるアマンダ・ハウさんが今月,来日したのを機に総合診療医が果たす役割などについて聞いた.
− どのような医師か.
「子どもから高齢者まで,症状を問わず診察する.英国など欧米の多くの国では,患者はまず,家庭医を受診することが定着している.家庭医は,地域で長年診療し,病気が治っても様々な相談に応じ,住民の健康管理を担う」
「予防接種やがん検診を勧めたり,禁煙や薬物乱用の防止を呼びかけたりし,予防医療にも取り組む」
− 超高齢社会において,果たす役割は何か.
「年をとれば,体のあちこちに不調が生じる.それぞれ,別の医療機関を受診すれば,医療費が増える」
「地域の総合診療医がいれば,医療費の削減につながる.必要に応じて適切な診療科につなぐため,治療も効率的に行える.病院勤務医の負担も軽減される」
− 日本で総合診療医を根付かせる方法はあるか.
「いくつかの自治体で,総合診療医が診る取り組みを試験的に実施してみてはどうか.『受診してよかった』『必要な専門医に紹介してもらえた』など,患者によさを実感してもらうことが大切だ.そして,なぜ総合診療医が必要なのか,どんどん議論をすることが必要だ」
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2015年4月13日月曜日

新年度のご挨拶 〜診療所かわら版2015年4月号より〜


 平成27年度が始まりました.新入園・入学,仕事においても新しい生活が始まった方も多いことと思います.喜ばしい季節ではありますが,同時に心身ともに調子を崩される方が多いのもこの季節です.休養をよくとり,体調を整えてお過ごし頂きたいと想います.
 さて,更別村診療所も医師・事務に新しいメンバーを迎えました.
昨年度は医師3名体制でたくさんの業務をこなさなくてはならず苦しい1年でしたが,今年度は4名体制を確保することができました.昨年十分に進めることができなかった課題を解決すべくスタッフ一同頑張って参りたいと思います.
(1)「地域包括ケアシステム」の中における診療所の役割の充実
2025年問題,と言われるように,更別村も例外なく高齢化が進みます.住民の皆様が安心してこの村に住みつづけられる体制作り,とくに地域内部での連携の充実が欠かせません.今年度は診療所の病棟運営を見直しさらに進む高齢化に備えたいと考えています.また同時に住民のみなさんにはこの村の現実を知って頂けるよう発信して行きたいと思います.
(2)  生活習慣病管理体制の充実
若い方を中心に増えつつある高血圧,糖尿病,脂質異常症などの生活習慣病.今年はとくに糖尿病の評価・管理体制を見直したいと考えています.
(3)  待ち時間,接遇の改善
更別村診療所の永遠の(?)課題です.引き続き精力的に取り組んで参りたいと思います.

今年度もよろしくお願い致します!                                 所長 山田康介

2015年4月4日土曜日

雪解け

所長・ヤマダです.
3月に雪がたくさん降りましたが,着実に暖かくなってきていますね.
健康管理で始めたランニングがすっかり生活習慣として定着したヤマダですが,道路も走りやすくなってうれしい限りです.
土曜の朝も8km走ってきました.
天気がよくて気持ちいい!
雪解けが進み川面も光を反射してキラキラしております.
みなさんもクルマに乗っていては見つけられない春を感じに出かけてみませんか?


「医師の紹介」ページを更新しました.


2015年度が始まり,新たに家庭医2名が着任しました!

北海道家庭医療学センター 専攻医3年目
     川合晴朗(かわい はるあき)医師

長崎医療センター総合診療研修プログラム 専攻医2年目
     鳥巢裕一(とりす ゆういち)医師

医師紹介のページに写真と自己紹介を掲載しております.
是非ご覧下さい.

爪の水虫について 〜診療所かわら版 2017年8月号より〜

7月は暑かったですね、蒸してましたね、虫も増えてきましたね。 ということで、今回は爪のみずむしに出た新しいお薬の話です。 これまで、普通の塗り薬だと爪の奥深くまで染み渡っていかないので効果がないと言われていました。なので飲み薬で治療していました。 ですが、飲み薬は肝臓に悪さをす...