2015年10月21日水曜日

本当にうちの子? 〜十勝毎日新聞10月5日掲載「おおきくなあれ」より〜

 と言いたくなるくらい,子どもが親と正反対のことをやらかしてくれることありませんか?
 わが家では小学5年生の息子がそうです.
 父親の私は何でもきちんとしなければ気が済まない性格です.やると決めたらしっかりやる.休憩や楽しみはやらなければならないことが終わるまで後回し.
 対する息子は…楽しいこと優先!お出かけから帰ってきても後片付けはいい加減,勉強も早く遊びたいからとにかく省エネで済ませようとする…まるで私とは正反対.親子なのに似てない.
「楽しいことを後回しにするなんて,どうしてそんなにつまらない生き方をしているの? お父さんも本当はこうしたいくせに.」と挑戦状を突きつけられる思いです.
きっと図星なのでしょうね.腹が立って「こりゃあ!」と大声で怒鳴ってしまう.
「うちの子とは思えない!」なんてとても憎たらしく思ったりします.
 そんな時,私はお産に立ち会いはじめて息子をこの手に抱いた,忘れることのないあの日のことを思い出すことにしています.不思議なのですが,そうすると憎たらしい気持ちがスッと消え失せ「それでもやっぱりこの子はわが家の大切な息子なんだよなあ.」といとおしい気持ちがよみがえります.
息子の振る舞いは私の鏡像でもあるのだろうなあ,と理解を示しつつ息子の成長を見守っていきたいと思っています.
読者のみなさんの家庭ではいかがでしょうか?

所長 山田康介

2015年10月19日月曜日

たくさんの人にインフルエンザワクチンを接種してほしいワケ 診療所かわら版 2015年10月号より

たくさんの人にインフルエンザワクチンを接種してほしいワケ  

今年度(2015年)から更別村民は一律1回 ¥1,000でインフルエンザワクチンを接種頂ける用になりました.
インフルエンザワクチンが3価から4価と効果が高められたのに伴う仕入れ値が高くなったのにもかかわらず村役場の協力を得てこれだけの低価格での接種を実現したのは,他でもなく「より多くの住民の方に接種してほしい」からなのです.


予防接種を受けてもインフルエンザにかかっちゃうから、しなくてもいいんじゃない?
今までかかったことがないから大丈夫じゃない?
と思っていませんか?
実は、それは間違いです。

インフルエンザ予防接種には重要な集団免疫という効果があるのです。 
集団免疫とは、多くの人が予防接種を受けることで、病気が流行しにくい集団にすることです。集団免疫によって、免疫ができない乳児や免疫不全の方、重症化する危険が高い乳幼児や高齢者を守ることができます。 

 免疫のない人

 
予防接種をして免疫のある人


 発症した人

集団A(予防接種率の低い集団)


インフルエンザが流行しやすく、乳幼児や高齢者、免疫不全者が発症し、重症化・死亡する危険が高い。















集団B(予防接種率の高い集団)
インフルエンザが流行しにくく、乳幼児や高齢者、免疫不全者を守ることができる。

















インフルエンザにかかると重症になりやすい人が、あなたの身の回りにいるかも知れません。そのような人を救うのは、あなたの予防接種なのです
また、幼稚園・保育園・学校等の教育現場や医療、福祉、介護に関わる人には、感染症に弱い子どもや高齢者を守るためにも、ぜひ受けていただきたいと思います

【インフルエンザ予防接種のご案内】
(期間)
107日(水)から1225日(金)まで 
(接種日時)
水曜日と金曜日の13:30〜と16:00〜
(接種会場)
福祉の里総合センター(保健福祉課) 集会室
(接種料金)
1回 ¥1,000円(村外の方は¥2,500)
 ※生後6ヶ月~13歳未満の方は3~4週間あけて2回接種が必要です。

(申し込み)
更別村国民健康保険診療所 TEL 0155−52−2301

医業も父親業も日々鍛錬。 第39回 「両親へ」 〜 どんぐり通信 2024年3月号より〜

  久しぶりにどんぐり保育園のかわら版「どんぐり通信」への連載を紹介します。 3月号は毎回旅だつ子どもたちやその保護者の皆様に宛てて記事を書かせてもらっているのですが、反響が大きかったようですので、皆様にもお読み頂けると幸いです。  2023...