2016年9月26日月曜日

糖尿病性神経症の検査をお受け頂けるようになりました.

糖尿病をお持ちの方.
三大合併症をご存じでしょうか?

: 神経症

: 眼〜網膜症

: 腎症

と覚えます.
この度,当院で糖尿病性神経症の詳しい検査をお受けいただけることになりました.

【神経症とは】
糖尿病による高血糖状態が長引くことにより神経が痛めつけられる重大な合併症です.
末梢神経障害と自律神経障害の2つに分けられます.
① 末梢神経障害
 手足の神経が障害されることにより,手や足の先がじんじんしたり,温度や痛みを感じにくくなったり,力が入りにくくなったりします.
 やけどやけがに気づきにくくなるため,傷口からばい菌が入り化膿して壊疽(えそ)を起こしてしまうことがあります.重症の場合,足の切断にいたることもあります.
② 自律神経障害
 自律神経とは内臓や腺(唾液腺や汗腺など),血管を体に最適な状態に保つために働かせるための,人間の意志では調節することのできない神経です.糖尿病性神経症ではこの自律神経も障害されることがあります.
 傷害されるとめまいや便通の障害,排尿の障害,勃起障害などの症状が出現します.

【検査を行うことの重要性】
糖尿病性神経症は発症してしまうと治すことはできませんが,早期に発見することは重要です.神経症を発症したら定期的に足の診察を受け,水虫やけが,ウオノメの有無を確認しケアをすることで壊疽(えそ)を予防することができるからです.

【当診療所で検査を受けるには】
糖尿病の診察で来院したときに医師にお申し付け下さい.
医師からご案内することもあります.
毎週火曜日,金曜日の午後に30分程度の時間をとって看護師が検査を行います.

【どんな検査をするの?】
・ 問診
・ 足の診察(専用の器材で足の痛みの感覚や振動を感じる感覚を測定します)
・ 血圧の測定(寝ている状態と立ち上がった状態の血圧の変化を測定します)


2016年9月22日木曜日

インフルエンザ予防接種のお知らせ

平成28年度のインフルエンザの予防接種のお知らせです!

【実施期間】
10/5(水)〜 12/28(水)
毎週 水曜日,金曜日
 ① 13:30 〜 14:00(定員44名,予約が必要です.)
 ② 16:00 〜 16:30(定員44名,予約が必要です.)
 ※ 水曜日,金曜日の午後の都合がつかない村民の方
  毎週月曜日,火曜日午後の一般の外来診療で接種いただくこともできます.
  (各日とも定員4名,予約が必要です.)
 ※ 上記の日程でどうしても都合がつかない村民の方
  村外の医療機関で接種することもできます.村の助成を受けることもできます.
  詳しくは更別村保健福祉課(TEL 0155−53−3000)にお問い合わせ下さい.

【実施場所】
更別村 福祉の里総合センター 集会室(当診療所のとなりの建物)
(月曜日,火曜日は当診療所で実施します)

【接種料】
村民の方   1回 ¥1,000(村の助成による価格です.)
それ以外の方 1回 ¥3,000

【ご予約】
9/14(水)より予約を開始します.

更別村国民健康保険診療所 TEL 0155−52−2301

※ 13歳未満の方は2〜4週の間隔を開けて2回接種する必要があります(当診療所では4週ほど間隔を開けることをお勧めしています).
※ 11月,12月は大変混み合いますのでご予約はお早めにされることをお勧めします.


2016年9月6日火曜日

予防接種のページを新設しました.

更別村の保健・医療の売りの一つといえば,「予防接種」でしょう.
村民の方は既にご存じかと思いますが,2016年4月1日から乳幼児のB型肝炎,おたふくかぜ(ムンプス),ロタウイルスのワクチンが公費助成で接種できるようになりました.
これで乳幼児に接種することが推奨されているワクチンのほぼ全てが無料で接種できるまちになったということです.
ワクチンは基本的に更別村診療所で接種頂いているのですが,この施策のおかげで診療所におけるワクチンの接種数が2倍以上にまで増えてしまいました.
今までの木曜日午後1時間程度の枠では到底まかないきれなくなってしまったのです.
そこで,8月より時間を拡大し,13:30〜16:30を予防接種の枠として確保することとしました.30分区切りの予約制に変更したため待ち時間の解消にも繋がると考えております.

これに合わせてこのHPに「予防接種」のコーナーを作成しました.
予防接種に関する情報,申し込み方についてはこちらをご参照下さい!

更別ではこのように5本のワクチンを同時接種する
風景が当たり前になっております.




予防接種の価格(平成28年4月1日現在)

平成28年4月1日現在のワクチンを任意で接種した場合の価格

ヒブ                7,480円
小児用肺炎球菌ワクチン(13価)  7,650円
4種混合(DPT-IPV)       10,130円
MR(麻疹・風疹)         8,300円
水痘                7,320円
BCG               6,240円
日本脳炎              5,940円
ヒトパピローマウイルス       15,960円(ガーダシルの場合)
ヒトパピローマウイルス       15,170円(サーバリックスの場合)
ロタウイルス            13,830円
おたふく(ムンプス)        5,540円
A型肝炎              8,080円
B型肝炎              5,330円
麻疹                5,490円
風疹                5,490円
成人用肺炎球菌           7,650円
インフル              3,000円(村民は公費助成により1,000円)
三種混合              4,570円
不活化ポリオ            8,890円




医業も父親業も日々鍛錬。 第39回 「両親へ」 〜 どんぐり通信 2024年3月号より〜

  久しぶりにどんぐり保育園のかわら版「どんぐり通信」への連載を紹介します。 3月号は毎回旅だつ子どもたちやその保護者の皆様に宛てて記事を書かせてもらっているのですが、反響が大きかったようですので、皆様にもお読み頂けると幸いです。  2023...