2017年8月16日水曜日

爪の水虫について 〜診療所かわら版 2017年8月号より〜

7月は暑かったですね、蒸してましたね、虫も増えてきましたね。
ということで、今回は爪のみずむしに出た新しいお薬の話です。

これまで、普通の塗り薬だと爪の奥深くまで染み渡っていかないので効果がないと言われていました。なので飲み薬で治療していました。
ですが、飲み薬は肝臓に悪さをすることがあり、1,2ヶ月毎に採血が必要です。

最近、爪のみずむしでも効く塗り薬が出ました.
ちゃんと染み渡るのでこれまで塗り薬では太刀打ちできなかった爪のみずむしにも十分効果があります。副作用も少ないです。
1本あたり約5,900円します。だいたい両足に使うと2週間でなくなります。

1ヶ月両足全部に使うとして、飲み薬と塗り薬でかかるお金を比較してみましょう。3割負担の方で考えてみると…、飲み薬でだいたい1,500円(+定期的採血でかかる費用)、塗り薬でだいたい3,540円になります。(目安です.)

以上、副作用は少ないですがお金がかかる爪みずむしの塗り薬治療のご紹介でした。
もっとお話を聞いてみたい方はぜひ診療所にいらして下さい!
ちなみに、飲み薬でも塗り薬でも爪が生え変わるまで1,2年かかります…

文責: 古川享(更別村診療所医師)

2017年8月6日日曜日

動物にかまれた 〜診療所かわら版2017年7月号より〜

皆さんご存知ですか?動物の口の中が汚いことを。なんとなくわかりますよね。

ここでは犬と猫と人間に噛まれた場合のお話をしましょう。

なぜヒトも入っているかですって?ヒトの口の中は犬猫以上にバイキンだらけなのです…口の中が汚いと危険な肺炎を起こしやすくなるくらいに。

さて、なので噛まれたらまずはひたすら水道水で洗いましょう。
昔は「傷には消毒」と言われていましたが、今は「傷には流水で洗い流すが医者の中での常識となっています。

傷口はぱっくり開いていると縫って治しますが、噛まれた傷は汚いので縫うと膿が溜まってしまうので基本縫えません。犬に噛まれた傷で、血流が豊富なところで、6時間以内なら縫って治療することも出来ます。
そして、バイキンが入り込んで化膿する確率が高いので、抗生物質を飲んでもらうことが大半です。
あと、破傷風の予防もしなければならないのでその注射もします。(一部例外あり)

こんな感じでたかが噛まれただけ、と思うかもしれませんがやらなければいけないことが多いです。なのでまずはなるべく早めの受診を。

では、最後にまとめ
●噛まれた傷は、汚い(ヒト>猫>犬)
●まずはひたすら水道水で洗いましょう
●犬に噛まれた6時間以内の傷なら縫えることが多いですが基本は縫えません
●化膿するので抗生物質を飲んでいただきます
●破傷風の予防をします

最後に、日本では狂犬病はないのでご安心ください

文責:古川享(更別村国民健康保険診療所)

2017年6月18日日曜日

【お知らせ】 診察の待ち時間について 〜診療所かわら版 2017年6月号より〜

【待ち時間について】
(1)
当診療所は、84593016001630の受付は、毎日混雑する傾向にあります。
可能であればその時間帯をお避けいただくか、事前にお電話で混雑状況をお問合せください。
 ※  農繁期の雨の日はとくにこの傾向が強まります.ご注意下さい.
(2)
急なケガや発熱、未就学児をお連れの方は、待ち時間が長くならないよう優先して診察を行っております.
(3)
混雑時の対策として、来院された時点での待ち時間の目安や、現在診察中の患者さんの受付番号を掲示しております.その上で一旦外出を希望される場合は看護師による予診の際に声をおかけ下さい.その場で同日午後や後日の時間枠を予約していただくことも可能です。
 ※ 時間枠予約とは
  指定された日時から15分以内に診察が開始される予約です。
  午前中の定期受診または発熱・ケガなどの再診で,診察前に検査予定が無く,
  診察を担当する医師を指定しない方に予約していただいております。
  ご希望の方は医師または看護師にお声かけください。
(4)
山田は急な出張や会議などで不在になる場合もありますので,診察をご希望の方は事前にお電話でお問い合わせください。

2017年6月10日土曜日

棟方医師がテレビに登場します.

棟方医師がテレビに登場します!

6/14(水)19:00〜20:54
BS日テレ「ドクターW 命の砦を守る女性医師 Part2」

撮影風景 その1!
撮影風景 その2!
地域医療の現場で子育てをしながら働く棟方医師.
実は全国的にも稀な存在といってよいと思います.

この番組を通じて,地域医療や彼女が専門とする家庭医療に魅力を感じながらも一歩踏み出せずにいる女性医師の皆さんに希望を持って頂けたらうれしいな,と思います.

所長 山田康介

2017年6月4日日曜日

捻挫・打撲をしてしまったら 〜診療所かわら版 2017年5月号より〜

捻挫といえば、足首を想像すると思います。
ひねって靭帯が引っ張られて痛めてしまうのが捻挫です。
突き指も指の靭帯を痛めているため捻挫となります。
捻挫した場合の応急処置として、RICEという覚え方があります。

Rest     …休む、あまり動かさないようにする
Icing      …冷やす
Compression  …圧迫する
Elevation    …心臓より高い位置に挙げる

なので病院で捻挫を見たときは添え木を当てたり包帯でぐるぐる巻きにしたり氷嚢を当てたりします。
しかし、ただ捻っただけとは言え、骨折してしまうこともあります。
例えば足なら「びっこ引いても歩けないくらい痛い」など、症状が強いときは骨折の可能性が高くなります。他の場所でも痛みや腫れが強いときは骨折を考えます。
そんなときは診療所に来ていただいて、レントゲンを撮ってみる必要があります。

骨折があった場合、ズレが大きくなければ添え木を当てたままくっついてくるのを待ちます。
大きくズレていれば手術が必要になるときもあるので、その時は整形外科にご紹介いたします。

ちなみに、レントゲンではわかりにくい骨折というのもあります。場合によっては、詳しい画像検査(CT/MRI)のために整形外科にご紹介したり、繰り返しレントゲンを撮ったりする場合もあります。

文責:古川

2017年5月1日月曜日

年度初めのご挨拶 〜診療所かわら版 2017年4月号より〜


 雪解けが進み、更別にも春がやって参りましたね。診察にいらっしゃる農家の皆様からお仕事の話をお伺いするようになりました。台風被害で大変だった昨年。今年は豊穣の秋が迎えられると良いな、と一住民として心から願っています。
 さて、当診療所も別れと出会いがありました。副所長の川合医師、若手の黒岩医師が転勤で更別を離れ、新任の副所長として安達医師、黒岩医師と同期の若手、古川医師が赴任致します。2人とも穏やかな中に情熱を秘め、所長の私としても一緒に働くことが楽しみな医師たちです。地域の皆様と接する中でさらに成長してくれることと信じております。

 地域医療のあり方は、少子高齢化の進行とともに少しずつ様相を変えつつあります。特に高齢者医療の中心は病院(入院)から生活の場(在宅)へ大きく方向転換をしつつあります。65歳以上の10人に1人と言われるくらいありふれた病気となった認知症への取り組みも大きな課題です。私たち専門職はもちろん、住民の皆さん1人1人の協力なくして「いつまでも住みつづけたいまち」更別の実現はありません。
 同時に地域の若い家族が障がいの有無にかかわらず安心して子どもを育てられ、巣立ちを見守っていける地域作りも大事であると認識しています。地域の家庭医として新年度も様々な努力を積み重ねて参りたいと思います。

所長 山田康介

2017年4月10日月曜日

医師の紹介のページを更新しました.

4月になり,新生活が始まった方も多いと思いますが,いかがお過ごしでしょうか?
更別村診療所も医師2名が人事異動により交代し,
安達記宏(あだちのりひろ)医師と古川享(ふるかわとおる)医師が4/3(月)に着任しております.
最初の2週間は多種多様な診療所の業務を身につけるためのオリエンテーション期間.
この期間,診療所内はドタバタと慌ただしくなります.
そして所長のやまだ,オリエンテーション期間が終わるまで土日祝日や夜間の時間外診療の当番を12日連続でこなしている最中でございます.
2日連続で深夜や早朝に患者さんがやってくると,かなりいい感じでやつれるんですよ.
それはおいておきまして,
以下のリンクから医師の紹介をご覧頂けます.
新年度もどうかよろしくお願い致します!

2017年3月10日金曜日

医療機関の「長い待ち時間」はなぜ解消しないのか

私たち医療機関にとって永遠の悩みの1つは患者さんの「待ち時間」.

こんなに待つのは医療機関を除けばあとは東京ディズニーランドだけ? などと嫌みも言われそう(笑)ですが,ビジネス誌の「東洋経済ONLINE」でこのことについて,経営学と法律の観点から詳しく解説されています.
以下のリンクからお読み下さい.

東洋経済ONLINE 病院の「長い待ち時間」はなぜ解消しないのか

医療機関の待ち時間が長くなる構造的な問題が理解いただけると思います.

しかし,「だから仕方がないんだ」と開き直ることはいけないと私たちは考えています.
少しでも短くできるよう工夫をすべきですし,どうしても短くならない場合は待ち時間を快適に過ごせる方法もあるはずです.

更別村診療所では毎年少しずつ待ち時間の改善に取り組んでいて,2016年度途中から以下のような工夫を取り入れました.

午前・午後ともに外来を担当する1名の医師は
(1) 発熱待合の患者さんは30分以内に診察がはじめられるように優先する.
(2) 未就学児のお子さんは発熱の有無にかかわらず30分以内に診察が始められるように優先する

というルールを設けています.
発熱で具合が悪かったり,ご兄弟も含めてお子さん連れのご家庭の負担感を軽減することに一役買っているのではないかな?と実感を得ているところです.

2017年3月5日日曜日

こんな病気,みてます 〜泌尿器科編〜

おしっこの症状は泌尿器科!と思っていませんか?
確かにその通りなのですが,

「膀胱炎かもしれない…」
「おしっこが近くて困っている」
「健診で尿潜血(血尿)を指摘された」

など,おしっこに関係する多くの症状は当診療所で相談に乗ることができます.
尿の詳しい検査やエコー検査などを実施することで診断が可能でお薬による治療も行うことができます.
泌尿器科専門医の診療が必要と考えられる場合はご紹介さし上げています.

気軽にご相談下さい.

2017年2月12日日曜日

【ご案内】さら*カフェ×ケアカフェ南とかち

ヤマダが代表を務めるサークルさらべつほーぷによる「さら*カフェ」
当院看護師タバタが代表を務める「ケアカフェ南とかち」
を共催で開催します!

「こどもの発達」をテーマに

「こんなことがあって,子どもの成長を感じて,とても嬉しかった!」
「うちの子どもこんなことが心配.大丈夫?」

「子育てのこんなことで困っていて,誰かに聞いて欲しい」

など,美味しい飲み物やお菓子とともに気軽に語り合いませんか?
同じ思いを持つ方との出会いがあるかも知れませんヨ.


2017年2月4日土曜日

こんな病気,みています 〜がん〜

日本人の死因第1位を占める「がん」.
がんの医療における私たち総合診療科(家庭医療科)の役割は(1)がんの予防,(2)がんの早期発見,(3)緩和ケア,そして(4)がんを抱えながら生きることの支援であると考えています.
手術や化学療法,放射線治療といった高度な治療はもちろん,がんの専門医が行うべきものです.そしてがんの治療法の進歩とともに,「がんを抱えながら生きていく」ことに直面する人が増えており,がんによる症状を緩和して快適に暮らすこと,高血圧や糖尿病といった持病の治療,がんの治療を行いながら仕事を継続することなど,多様な問題に直面します.
がんの専門医とよきパートナーシップを築き患者さんを支えるもう一方の医師が必要なのです.私たちはそのような役割を担っていきたいと考えています.

また,がんにより残された時間がわずかとなったときのケアについてもお引き受けしており,住み慣れたご自宅での最期を希望される方には訪問診療も行っています.

こんな病気,みています 〜メンタルヘルス編〜

「最近眠れない」
「お薬を飲んでも頭痛が全然良くならない」
「仕事や家事が今までのようにこなせず,落ち込んでいる」
「もの忘れがひどくなってきた」
不眠症やうつ病,不安障害,恐怖症,認知症にアルコール依存症…
メンタルヘルスは心の症状だけではなくお体の症状が前面にでることも多く,まずこの診療所にご相談にいらっしゃる方が少なくありません.気軽にご相談下さい.
特に認知症については「もの忘れ相談外来」を予約制で承っています.
診察の結果,精神科専門医の診察が必要な疾患や状態であることが分かった場合は適切にご紹介さし上げます.

こんな病気,みています 〜女性の健康編〜

 当診療所は女性ならではの健康問題について気軽に相談できる場所でありたいと考えています.

「持病の妊娠・授乳中の治療はどうしたらよいの?」
「妊娠・授乳中,具合が悪くなったときのお薬はどうしたらよいの?」
「妊娠中糖尿病の指摘を受けたけれど,産後はどうしたらよいかしら?」
「妊娠前後から気持ちが落ち込んで…」
「突然のぼせるようになってしまって…そろそろ更年期?」

など,女性は妊娠・出産,子育て期,更年期と人生のステージによって健康に関連した悩みをかかえがちです.総合診療科(家庭医療科)ではこのような女性の健康問題に関する相談も承っています.

低用量ピルについて

 2016年より低用量ピル(経口避妊薬)の処方を開始しました.低用量ピルは女性の側から実践できる安全・確実な避妊薬としてだけではなく,月経痛や月経に伴う体調不良の改善,旅行やスポーツ・試験に合わせて月経の周期をずらすことにも有効であり,女性の生活,生き方をよりよくする可能性を秘めたお薬です.原則として内診などの婦人科診察は行わずに問診のみで処方が可能です.気軽にご相談いただきたいと思っています.

爪の水虫について 〜診療所かわら版 2017年8月号より〜

7月は暑かったですね、蒸してましたね、虫も増えてきましたね。 ということで、今回は爪のみずむしに出た新しいお薬の話です。 これまで、普通の塗り薬だと爪の奥深くまで染み渡っていかないので効果がないと言われていました。なので飲み薬で治療していました。 ですが、飲み薬は肝臓に悪さをす...