2017年2月4日土曜日

こんな病気,みています 〜がん〜

日本人の死因第1位を占める「がん」.
がんの医療における私たち総合診療科(家庭医療科)の役割は(1)がんの予防,(2)がんの早期発見,(3)緩和ケア,そして(4)がんを抱えながら生きることの支援であると考えています.
手術や化学療法,放射線治療といった高度な治療はもちろん,がんの専門医が行うべきものです.そしてがんの治療法の進歩とともに,「がんを抱えながら生きていく」ことに直面する人が増えており,がんによる症状を緩和して快適に暮らすこと,高血圧や糖尿病といった持病の治療,がんの治療を行いながら仕事を継続することなど,多様な問題に直面します.
がんの専門医とよきパートナーシップを築き患者さんを支えるもう一方の医師が必要なのです.私たちはそのような役割を担っていきたいと考えています.

また,がんにより残された時間がわずかとなったときのケアについてもお引き受けしており,住み慣れたご自宅での最期を希望される方には訪問診療も行っています.

0 件のコメント:

コメントを投稿

医業も父親業も日々鍛錬。 第39回 「両親へ」 〜 どんぐり通信 2024年3月号より〜

  久しぶりにどんぐり保育園のかわら版「どんぐり通信」への連載を紹介します。 3月号は毎回旅だつ子どもたちやその保護者の皆様に宛てて記事を書かせてもらっているのですが、反響が大きかったようですので、皆様にもお読み頂けると幸いです。  2023...